映画『鋼の錬金術師』

映画『鋼の錬金術師〜シャンバラを征くもの』
を見てまいりました。
早速評価をするならば…


 評価点:★★


です。
結論から言うと、あまり面白くありませんでした。
内容的にはTV版を見て無くても分かる内容ですが、TV版を見てないとエドとアルの兄弟に関して感情移入するのは厳しいでしょうし、TV版から引きずっているネタも多数。
ここからはネタバレを含むのですが、話としてはエドが元にいた世界に帰ろうとするのを、ドイツのトゥーレ協会&ナチスが利用して、エドのいた世界の技術を手に入れようってな話なんですね。
もう、この時点で???が頭一杯です。
『トゥーレ協会とナチスエドのいた世界の技術を手に入れようとする』…勘弁してください(笑)
この辺りに話が出たしたあたりから、全くストーリーに興味がなくなってしまいました。
ストーリー的には、トゥーレ協会が鋼錬世界に攻めてきて大変だ、何とかしないとという部分に幾ばくか重点が置かれているっぽいんですが、全く危機感的なものを試聴側には感じさせないのですよね。異世界からの危機ってほどじゃないし。
このままだと愚痴が続いてしまいそうなので、いくつか箇条書きにしますと。


・トゥーレ協会とナチスを出す必要性が全く無い
・ジプシー(ロマ)のヒロインに、全く焦点が当たらない(というか居る意味がわからない)
錬金術(?)の力で動く鎧兵のCGがちゃちい
・OPとEDで演出されるジプシーの音楽を、演出として全く生かしてない
・ストーリー全般に危機感が無い。ひいては盛り上がりが無い
・スチームボールは如何なものか(笑)


ってな感じでした。
なかなか最近の邦画のアニメで当りが少ないなあと感じる事しばし。
今年だったら『ロックマンエグゼ』の映画が一番良い出来ですね。