『扶桑武侠傳』

発売ほやほやの新作、『扶桑武侠傳』を遊びました。

ちなみに構成は

GM:(はた)×弐
PL:からいくん、シリルさん、九龍さん、tatuyaさん


というような感じ。
買う前から、モノは試しとGMするき満々だったのですが、付属シナリオにざっと目を通して驚愕してしまいました。
「こ、このシナリオ、このままじゃとてもGM出来ない!(笑)」と。
イベントに関する記述が少ない上に、そのままだとPCとNPCがほとんど交流しないまま、*1『崖っぷちでの告白シーン』をかます羽目になるという。
しかも、PCである武侠NPCに感情移入する機会すらないという。
これはアカンということで、急遽簡単なハンドアウトを作成いたしたしました。(といっても簡単な因縁を配ったくらいですが)
結果はといえば、もっとイベントを増やしてNPCとの関わりをGMサイドから準備できたら、という不足部分もあったのですが、PLの助けも有って概ねは楽しんでもらえたようです。
準備時間があまり無かったのが悔やまれますね。
とはいえ、シナリオの根幹部分が『ストーリーがNPC同士のロマンスである』という重大な欠陥があるので、なかなかに難しい所。
シナリオ的に武侠らしさもほとんと表現されてませんしね。
R&Rに面白いシナリオが載って、リベンジがしたい所です。


折角書いたので、以下にハンドアウト(?)を貼ってみたり。
時間が無いので不足部分が多いですね。もっとシナリオ自体の内容に触れたものだと、PCにより積極的になってもらえるかも。



因縁:勿忘草  関係:かつての相棒
かつての君の相棒。凶門派の武侠にして盲目の少女、勿忘草。
江湖において、凶門派の武侠は義を持たぬ暗殺者として忌み嫌われているが、彼女は異なっていた。義に篤く情に溢れる彼女。故有って分かれてしまった彼女と、こんな所で出会うことになるとは…。


因縁:成雪草  関係:命の恩人
行き倒れ命が失われる寸前であった君を、手厚く介護してくれた少女。追っ手が掛かっているからと、彼女とはすぐに別れてしまう。その女性が丞相・成望寧の孫娘、成雪草と知ったのはかなり後のことである。今はどうしているだろうか?


因縁:成望寧  関係:依頼主
実質的に東朝を統べる人物、丞相・成望寧。智謀に長け、肉親すらも自身の道具としか考えてない冷血なる策略家。そんな彼からの依頼が、まさかこんなようなものだとは、君は自分の耳を疑った…。


因縁:白一刀  関係:かつての同門
かつて同じ師の元で修行した仲間。門派に対する考え方の違いにより師の元を去り、門派を離れはしたが、一人の武侠として彼の“生き様”に君は深く感銘している。今はどうしているだろうか…。

*1:真犯人が説明不足の事件の真相を全てぶっちゃけてしまうというもの。主に、火曜サスペンスなどクライマックスが崖の上であることから