20日も空いてしまいましたが

僕は元気です(意味不明)
日記に書くべきことはちょこちょこと有ったんですが、どうにも疲れてて間が空いてしまいました。
映画だけでも間に2本。加えてファントマの舞台『三蔵』も見に行ってて、大変面白かったのですが。
とまあ、前書きはこれくらいにしつつ。


ベルヴィル・ランデブー 期待度:★★★☆(3.5星)
という映画を見てまいりました。
フランスのアニメ映画で、アカデミーを始めとした世界中の賞を受賞しているこの映画。
外国のアニメはどちらかと言うと敬遠気味の僕ですが(最近は認識を改めつつありますが)、業界での評判も高く必然的にも期待が高まります。
かくしてその評価度は…


  『ベルヴィル・ランデブー』  評価度:★★★★☆(4.5星)


でした!!
脚本、音楽、映像、キャラクター。どれをとっても文句なしの作品。
映画館のテアトル新宿が水曜日1000円で、『見ても損はしない』ろうなあと思ったのですが、とんでもない間違でした。
それどころか『見ないと損をする』ほどの作品でした。


脚本:脚本的には、真新しい所はあまりありません。ただ、だからこそ雰囲気どおりというか、しっかりを心を得ている脚本といいますか。
見ていて安心する内容でありました。

音楽:大きな見所というか聞き所。ジャズ調で軽快なミュージックは、冒頭から心を掴んで離しません。

映像:絵本のような優しい色合いの自然と、迫力ある摩天楼の融合。恐らくはCGも多用しているのでしょが、それを感じさせない背景の美しさでした。
見せる為の背景ではなく、あくまでも舞台としての背景。ここのあたりは『雲の向こう、約束の場所』とは対照的かもしれませんね

キャラクター:『ベルヴィル・ランデブー』最大の見所。この作品、お婆さんが主人公でその点のみ『ハウル』と共通点があります。
ですがぶっちゃけていいますと、圧倒的に『ベルヴィル・ランデブー』の主人公の方が魅力的でした。
しかも何が凄いかというと、このお婆さん一言も台詞を喋りません。演技だけで、すべての感情を表現しているのです。
その表現力の高さには圧倒されます。冒頭でのお婆さんの演技に、思わず目尻が熱くなりました。


とまあ、良い所を挙げまくりましたが、それほどまでに文句の無い作品。
僕の中での今年の映画ランキングに伏兵参上と言ったところでしょうか(笑)
久々に、もう一度見てみたい!と思う作品でした。

今年はあと『ゴジラ〜FinalWars』と『Mr.インクレディブル』を見て、映画納めと言った所でしょうか。