「神はいるのか?!」

(結論)いません


なんのはなしかといえば、映画『デビルマン』の話です。
公開時から各所で、酷評されまくっている『デビルマン
見に行った知り合い全てが、精神ダメージを負い、暫くの間ノイローゼになるほどの出来。
どれほどの物かと思い、見てまいりました。



……
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感動した!!!
あまりの出来の悪さに(爆)


こ、ここまでのものか『デビルマン
原作の面白いところ全てをぶち壊し、近年の映画の駄目な所(近年の映画が駄目って意味ではなく、近年の映画の駄目な部分)が凝縮された作品。
ネタにしかならないと言うか、ネタにでもしないと見れたものじゃありません。
見ている途中で笑いを堪えるのに精一杯でした。
色々と駄目なところが目立ったんですが、それを箇条書きにしますと。


・俳優の演技:特に主役の二人 不動明飛鳥了 の台詞があまりに棒読みすぎて、ノイズにしか聞こえなかった点。
・CGがチープ:最初はさほど気にならなかったんですが、見ているうちに背景との乖離があまりにも酷く、途中からゲームのキャラクターにしか見えませんでした。しかも、5年以上前の。
・無意味な暴力シーン:人間の醜さを表現する為には必要なシーンなはずですが、あまりにも映像が悪すぎる。特にデブ3兄弟が強姦を働こうとしているシーンは、見れたものじゃ有りません。
・ロケーションの手抜き:冒頭などでショッピングモールが登場し、日常の描写として表現されているのですが、その後何度も同じショッピングモールが出てきて、出てくるたびに荒廃していきます。人間社会が崩れていく様を描写しているつもりなんでしょうが、とてもそうとは思えませんでした。
・無駄な殺陣:明らかに『マトリクス』や『VERSUS』をパクッたとしか思えない殺陣シーン。どうして、アサルトライフル持った兵士が、わざわざ日本刀持った相手に殴りかかっているんでしょうか?
・衣装のかっこ悪さ:デーモンを狩る組織・デーモン特捜隊というのが出てくるんですが、これがあまりに格好悪すぎ。SWATの格好とかを少しは参考にしたのでしょうか?
ボブサップKONISHIKI:不要以外の何物でもないですね。あと小林幸子嶋田久作に至っては、何しに出てきたのか皆目見当がつきません。


…などなど、挙げだすときりが無いで、この辺りにしておきます(笑)
ちなみに、評価点なんですが
見る前は、


評価(期待)点:★★(2点)
でした。
でもって見た後は…


評価点:☆(0.5点)
当然ながら、今期最低点。
ここの所、あまり映画の当たりを引いてません。
『2046』はどうにも評判がよくないので、『SAW』に期待することに致しましょう。