ファントマ!

◆観劇は素晴らしい!!
昨日、4/5(火曜)劇団“ファントマ”の舞台『マント』を見てまいりました。

前回の公演、『三蔵』以来、見に行くのは二回目のファントマの公演ですが、関西の熊道楽さん(id:kumadouraku)から、頂いたビデオで何作か見ており、すっかりその楽しさに魅了され、大ファンとなっていたりします。

映画と違って、演劇は期間も短く、劇場も限られていて、ちゃんと機会を作って見にいかないといけないのがネックだったり。
しかし、「これは!」と思った劇団や役者さんを見つけて、その公演を追う形で機会を作ると、なんとかなるのかな、というのがひとつの攻略法なんでしょうか。


◆「謎は黒く包まれている」
『マント』とは、mantleつまりは外套のこと。
かの「アルセーヌ・ルパン」ルパンが身に纏っていたマントが、ストーリーの中心にあるアイテムとして登場します。


今回の『マント』は、怪盗・殺人・探偵と、推理モノの要素もある今までとは一味違った内容。
台詞の端々に伏線が張られていて、ラストの方では「やられた!」「なるほど!」と思わされることしかり。
『ルパン』『怪人20面相』『オペラ座の怪人』と、マントに纏わる怪人・作品に対するオマージュの数々。
途中、『チャーリーズエンジェル』や『スナッチ』などの、ネタも含みながら“ファントマ”流にアレンジされた、演技・脚本は本当に面白かった。


ファントマ”お約束の、脈絡無き寸劇のキレもいつもどおりで、今回「なぞなぞクイズ&罰ゲーム」はまさに、演劇(ライブ)ならでは。
罰ゲームを喰らった、役者さん(盛井さん)の姿にげらげら笑わせていただきました。


次回公演は、10月とのことで、10月を楽しみにしつつ。
次の観劇予定的には、5月に王子劇場での「宇宙猿」と、「寺山修司生誕70年記念公演」があるので、それに以降かなと画策中であったり。